ペイサーズvsラプターズ

前回のラプターズ戦でのピック&ロールが記憶に残っていたか

2014年〜15シーズンのペイサーズ47試合目の

 

ラプターズ戦

 

の感想です。
ペイサーズはホームでした。

 

【試合結果】
ペイサーズ●91−○104ラプターズ

 

この試合、相手がスクリーンプレイをしかけると、普通ならスイッチして相手のボールマンをPF&Cがカバーに行くのですが、前のラプターズ戦で同じようなスクリーンプレイでピック&ロールでのダンクを2回連続でされたのがショックだったのか、ペイサーズのPF&Cは相手のスクリーンプレイでラプターズのボール保持者に対してカバーに行きませんでした。
それをみたカイルロウリーやルーウィリアムズにフリーで3Pシュートを決められてペイサーズとしては力尽きました。

 

【前のラプターズ戦の感想はこちら】
ペイサーズの守備が崩壊中

 

自分も前のラプターズ戦で、あのピック&ロールが記憶に残っていましたが、ペイサーズ陣営にも大きく印象を残したのでしょう。
だから、スクリーンプレイをされたらカバーに行かずにゴール下に残るようにしたのでしょうが、そのおかげでボールを持っている選手がドフリーとなって、3Pシュートを決められてしまいました。
ただ3Pシュートはフリーでも入らないことがあるわけで、これは素直にラプターズの選手を褒めるしかないと思います。

 

見方を変えると、ペイサーズのディフェンスの連携が悪いといえるんですが…。

 

 

この試合は序盤はペイサーズが順調に得点を重ねて、逆にラプターズはなかなか得点が入らず、この試合はペイサーズが勝ったと思いましたが、第2Qにラプターズにするすると得点をゆるし、気がつけば前半でラプターズのほうがリードしているという状況。
3Qはペイサーズが点差を縮めるどころか、ラプターズにじわりじわり離され力の差を感じました。

 

この試合はペイサーズとしては、特に悪いところもなかったと思います。
全体的にラプターズより劣っていたとしかいいようがありません。
どちらかというと、笛もペイサーズよりだったようにも感じます。
ラプターズの選手はファウルをもらうのがうまかったです。

 

 

ここ最近のペイサーズの敗戦は、笛の関係とかいっさいありませんからね。
ペイサーズが負けた76ers戦やティンバーウルブズ戦も、決して笛がペイサーズに不利だったわけではありませんから、こうやって普通にペイサーズが負けると、今年はきびしいというのがわかります。
相手チームが強いというわけでもなく、ペイサーズが弱いというわけでもなく、力負けといえばいいでしょうか。
負け癖がつき始めているのかもしれません。

 

ペイサーズが勝つには、クリスコープランドの力が必要だと思います。
でも、フランクボーゲルは最近はダムヤンルーデスを好んでいます。

 

でも考えてみれば、ダムヤンルーデスが出場しなく、クリスコープランドが出場していたときのほうがペイサーズはそれなりに勝っていました。
たしか76ers戦かティンバーウルブズ戦か忘れましたが、クリスコープランドが1得点もできなくなってから、ダムヤンルーデスが使われ始めたんですが、そこからペイサーズは連敗街道でしたからね。
もちろん、クリスコープランドを出していれば連敗していたときに勝てたのかはわかりませんが、クリスコープランドが出場したブルズ戦あたりのときは、まだペイサーズの状態がよかっただけに、クリスコープランドを出してほしいのですが…でないかぁ!

 

【この試合のボックススコアはこちら】
http://jp.global.nba.com/boxscore/#!/0021400675

 

ダムヤンルーデスはびっくりするほどのスピードのなさです。
スローモーションをみているかのような動きなので、クリスコープランドの守備に問題があるとしても、まだクリスコープランドのほうがいいとおもうんですけどね。

 

ダムヤンルーデスが戻っているから、クリアパスファウルにならないと思ってCJワトソンが速攻を狙っていた相手にファウルしたのですが、ダムヤンルーデスがスピードなさすぎてクリアパスファウルで相手に2フリースロー+相手ボールですから…。

 

クリスコープランドはベンチで盛り上げ係のような役目になっていますが、もっと試合にだしたほうがペイサーズも勝利に近づくように感じるのですが、フランクボーゲルはソロモンヒルを大好きすぎますし、最近はダムヤンルーデスにも出場時間を与えているので、クリスコープランドの出場する時間がありません。
これは前シーズンからでしたけど、今シーズン序盤はクリスコープランドのおかげで、なんとかペイサーズが持ちこたえているという感じだったのに、なぜここにきて再びベンチにおいておくのかよくわからないです。
守備はたしかにスピードのある選手にはきびしいでしょうが、そんなことをいったらダムヤンルーデスはもっと厳しいでしょ。

 

 

ただ、もうペイサーズはプレイオフはかなり厳しい状況になっています。
プレイオフの可能性がほとんどないのなら、ソロモンヒルやダムヤンルーデスを使ってもいいと思うのですが、まだその時期でもないと思います。

 

クリスコープランドもたしかに悪いプレイがあったりしますが、ダムヤンルーデスよりは3Pの安定感がありますし、外だけではなく自分で中に切れ込むオフェンスの選択肢がある分相手DFにも脅威のように感じます。
ダムヤンルーデスは外からのシュートか、適当なドリブルからのパスしかありませんからね。
ペイサーズのPGはそこまでマークをひきつけたりしない分だけ、ダムヤンルーデスがフリーでボールをうけとるときはほとんどありません。
そういう点でダムヤンルーデスは前のマジック戦で爆発しましたけど、自分でシュートチャンスは作り出せない選手ですからね。

 

ただこれはペイサーズの運営のほうに問題がありますよ。
3Pやシュートが得意なテクニシャンタイプを多く集めて、身体能力が高い選手はあまりとらなかったせいで、スピードある選手についていける選手がいませんから。

 

ロイヒバートがいくらゴール下で待ち構えているとしても、フリーになった相手選手に突っ込まれると、ファウルになってしまいますよ。
前シーズンは、ポールジョージとランススティーブンソンがそれなりに身体能力があったのでまだよかったですが、ソロモンヒルはまだいいですが、ロドニースタッキーのオフェンスはシュートテクニックを生かしたものが多く、決して身体能力が高い選手にはみえませんから。

 

昔はペイサーズはサムヤングを使っていた点からも、フランクボーゲルはそれなりに守備がうまい選手を起用するのに、そういう選手を獲らなかったペイサーズの運営に責任があります!
そもそもサムヤングって守備がうまかったのか!?