あっぶねー!楽勝ムードからぎりぎりの勝負へ
2014年〜15シーズンのペイサーズ28試合目の
ティンバーウルブズ戦
の感想です。
ペイサーズはアウエーでした。
【試合結果】
ペイサーズ○100−●96ウルブズ
前半終了時点で10点差以上つけていて、ハーフタイムのときは
「いままでの調子の悪い試合のときに、もっとがんばれよ」
みたいなことも思ったのですが、終わってみればぎりぎりの勝利でした。
前半のシュートが好調だった時間帯がなかったら負けていました。
前半はウルブズのパスがペイサーズのところにきたりで、ウルブズのプレイが今シーズン序盤のペイサーズをみているようでした。
第1Qは終盤に盛り返すウルブズでしたが、第2Qのウルブズは、ペイサーズがそれほどよくなかったのに、どんどん点差をつけられていました。
そしてペイサーズ14点リードでハーフタイムに入ったので、見ている人のほとんどがペイサーズが勝ったと思ったと思います。
第3Qの序盤も相変わらずペイサーズが優勢でしたが、一気に流れが変わります。
ロイヒバートがフリースローを1本決めただけで、他のペイサーズのオフェンスはうまくいかなくなります。
CJワトソンはバックコートからフロントコートまでボールを運ぶ途中にターンオーバーをしたりしていました。
そして一気にウルブズがいけいけになるのですが、第3Q終盤もペイサーズはなんとか盛り返し、7点差で第4Qへ。
それでも悪い流れはそのままで、CJワトソンのポンプフェイクに味方のラボイアレンがひっかかり、CJワトソンがシュートしたと思ったラボイアレンがオフェンスリバウンドを狙おうとゴールをみているときに、CJワトソンがラボイアレンにパスをして、ラボイアレンの背中にボールがあたってターンオーバーという珍プレイもありました。
今回のCJワトソンは、ちょっとぎくしゃくしていました。
そんな中
ドナルドスローン
がペイサーズを救いました。
あまりスタッツ的にはあまり目立ちませんでしたが、ドナルドスローン無双な時間帯がありました。
中に切れ込んでレイアップを決めて、観客席に飛び込み、コートに戻ってくると油断しているウルブズのボールを背後からスティールして、再びペイサーズボールになったら最後はドナルドスローンがゴールを決めました。
ここが大きかったです。
その後はCJマイルズとデイビットウエストが活躍し、なんとかペイサーズが勝利しました。
いやー!危なかった!
第4Q終盤はティンバーウルブズが1点リードになる場面もありました。
ペイサーズはここのオフェンスで外したら負けが濃厚となる場面で、CJマイルズとデイビットウエストががんばりました。
CJマイルズはペイサーズに加入して、はじめてFG率が50%を超えたのではないでしょうか。
ファウルゲームになっての、フリースローも確実に決めて、今日の試合はまさにMVPと言っていいでしょう。
デイビットウエストも最近は好調です。
最近は序盤に好調で、勝負どころでシュートミスが目立っていましたが、今日の試合では勝負どころでもシュートが決まり、頼もしいデイビットウエストが帰ってきたように感じました。
【この試合のボックススコアはこちら】
⇒http://jp.global.nba.com/boxscore/#!/0021400407
ソロモン・ヒル | 序盤はパスが、勝負どころではシュートが悪かったが、終盤オフェンスチャージを引き出すディフェンスがあり、これが勝負を分けた。 |
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デイビット・ウエスト | 好調だった。ここまでの活躍は望まないが、この好調を維持してくれればペイサーズは強い。 |
ロイ・ヒバート |
スタッツは残したが、プレイをみているとどこかぎこちない。 |
ロドニー・スタッキー |
今日は消えている時間が多かった。 |
ドナルド・スローン |
影のMVP。ペイサーズの流れが悪いときにハッスルプレイがあった。 |
CJ・マイルズ |
シュートが好調で頼もしかったが、まだ認められない。 |
イアン・マヒンミ | 怪我で離脱。 |
ルイス・スコラ | 前半はシュートが好調だったが、終盤はきびしかった。ファウルゲームになってのFTを2本連続で外して、はらはらさせる。 |
CJ・ワトソン | 後半にミスが目立った。 |
クリス・コープランド | 出場なし。 |
ラボイ・アレン | 今日はミスも目立ったが、それでもオフェンスリバウンドはとるので恐ろしい。他チームの解説&実況もラボイアレンを認めているチームが多いような。ベンチメンバーとしてルイススコラより先にラボイアレンの名があがっていた。 |
ダムヤン・ルーデス | 特にこれといった活躍なし。守備も悪かった。 |
シャイン・ウィッティントン | 出場なし。 |
今日の試合泣きそうになりました。
「勝った」と思った試合が急に負けそうになると、なにが起こっているのかわけがわからなくなります。
後半の時点で15点以上点差が開いても、まだ勝利は確定したわけではないんですね…。
たしかに最終的にはペイサーズが勝ちましたが、第4Q終盤にはウルブズに1点リードされたわけで、よく勝てたものだと思います。
なんとなく昨シーズンのプレイオフのホークスの気持ちがわかったように感じます。
第6戦はたしかにそこまで点差は開いていませんでしたが、ホークスペースでしたからね。
ホークスのファンは「勝った」と思ったでしょうが、最終的には6戦ペイサーズが勝利して、ホークスファンは呆然としていましたから。
「勝った」と思ったところから負けるというのは、ショックが大きいものなんだと感じました。
勝ててよかったです。
ただ今日の試合をみせられると、ペイサーズの今後に期待はもてないように感じます。