ペイサーズ ランス・スティーブンソン

ランス・スティーブンソンと交渉中?

ペイサーズはランス・スティーブンソンと交渉中なんだとか。

 

ランス・スティーブンソンを再びペイサーズに入れれば、ファンは盛り上がると思います。
ただ、どうもこれは悪手のように感じます。

 

 

ランス・スティーブンソンがホーネッツに移籍した当時は、ペイサーズホームでの試合では、ブーイングがすごかったです。
それなのに、ファンも簡単に手のひら返しをするのもどうなのかと思ったりします。

 

基本自分は優しい性格なんで、あのときのブーイングも
「ペイサーズファンってどうなの?」
と思いましたけど。

 

こうやってランススティーブンソンを再び獲得できる状況にあって、それを肯定しちゃうのもどうかと思います。
まぁそこらへんはアメリカ人らしさがあるのかもしれませんけど。

 

レブロンも、移籍したらブーイングでしたけど。
戻ってきたら、大歓迎でしたし。

 

 

でも、そこらへんはペイサーズ陣営は冷静なところが有能に感じます。
はっきりいってランス・スティーブンソンと契約しないほうがメリットは多いと思います。

 

それについて書いてみようと思います。

 

 

 

ランス・スティーブンソンは3チームとあわなかった

ランススティーブンソンはペイサーズを離れて

  • ホーネッツ
  • クリッパーズ
  • グリズリーズ

この3チームに所属しました。
そしてこの3チームすべてで居場所がありませんでした。

 

グリズリーズではけが人が続出して、ランススティーブンソンが主力として活躍したところもありましたけど。
結局終盤はあまり出場機会がありませんでした。

 

そしてスタッツはそれなりに残したのに、チームオプションを行使されず。
これも自分としては意外でした。

 

 

ランススティーブンソンは急いで契約しなくても、他チームも契約するかどうか迷う存在です。
ペイサーズは急いでランススティーブンソンと契約する必要は絶対ないです。

 

他チームに獲られたのなら、それで諦めればいい話。
もし最後の最後まで残っていたのなら、1年あたり500万ドル以下の契約でチームオプションつきで契約ぐらいがちょうどいいです。

 

もしそれ以上の高額契約をするのなら、どうかと思います。

 

 

 

 

ランス・スティーブンソン中心のチーム作りはしたくない

ランス・スティーブンソンはそれなりにできる能力があります。
クリッパーズやグリズリーズでも、決して成績は悪くなかったです。

 

それなのに起用されなかったのはなぜなのか考えてみると
「プレイスタイルでボールを持ちすぎるところがある」
のが、チームとしてはいやなんだと思います。

 

それは試合に勝つ・負けるの話ではなく
「ランス・スティーブンソンがチームの顔になるのを嫌っている」
のだと思われます。

 

 

それは他チームでも同じことがいえると思いますし。
ペイサーズだって、「ペイサーズ=ランススティーブンソン」となるのはどうかと思います。

 

 

キングスのカズンズは能力があるのはわかりますが、能力があるからといって好き勝手されるときついです。
ランススティーブンソンは現状はかなり干されているので、寄り添う姿を見せていますが…。

 

結果を残したとき、どういう言動になるのか?
ペイサーズに所属したいたときも、試合中にバードの近くに行くと言うのはおかしい行動だったと思います。

 

ファンとしては別にいいかもしれませんが。
他の選手としてはどうなのか?

 

「あいつ、なんでベンチにいないで、重役のところに行ってんの?」
みたいになっては、他の選手にも影響がでかねないです。

 

 

 

ペイサーズの現状に居場所がない

自分はやっぱりジョージヒルトレードで、ジェフティーグ獲得というのは、悪いトレードだったと思っています。
ジェフティーグが悪い選手とかではなく、ジョージヒルの放出はやってはいけなかったと思います。
現状ペイサーズのチームを誰がまとめるのか謎です。

 

そこにランススティーブンソンの加入は、ペイサーズのチームが崩壊する可能性を感じます。
現状でも、どうなるのかわからないのに。

 

 

SGはモンテエリスにロドニースタッキーと、それなりの能力がある選手がいます。
そしてモンテエリスはキングスとの高額契約を提示されたのにも関わらずペイサーズ入り。

 

ロドニースタッキーは1年目は安い契約で入ってくれて、契約が切れたらペイサーズと再契約。
ペイサーズの良心的な選手です。

 

その2人のうちどちらかのプレイ時間を割いてまでランススティーブンソンの獲得はリスクが高いと思います。
となると、ランススティーブンソンはPGとして考えないと厳しいかと。

 

 

ランススティーブンソンを獲得するというのは、モンテエリスかロドニースタッキー、それかCJマイルズ。
このうちのどの選手かは放出路線になります。

 

ロドニースタッキー&CJマイルズは来シーズン終了後にプレイヤーオプションを破棄してFAになると思われるので。
放出するのなら、このどちらかになると思います。

 

ただ、ロドニースタッキー放出はちょっと厳しい気がします。
ジョージヒルを放出して、ロドニースタッキーも放出となると、ペイサーズのチームとして心配になります。
ペイサーズ公式サイトをみても、ロドニースタッキーはちょくちょくペイサーズのメイン選手として使われていますから。

 

でもCJマイルズはSFとしても出来る選手なので、こっちを放出すると、バランスがより悪くなってしまいます。
ランススティーブンソンを獲得したくても、ペイサーズとしてはややリスクが高くなってしまうように思います。

 

 

ロドニースタッキーとキングスのルディゲイのトレードの話がでていますけど。
SGとSFの交換なら話はわかります。

 

でも、SGのロドニースタッキーを放出して、SGのランススティーブンソンの獲得は悪手かと。
「ロドニースタッキーとランススティーブンソンどっちがいいの?」
なんて考えると、ロドニースタッキーのほうがいいと思うんですよね。

 

 

 

 

 

ランス・スティーブンソン獲得のメリットは?

じゃあランス・スティーブンソンを獲得してのメリットはなんなのかと考えると

  • ファンが喜ぶ
  • 安い契約を結べる可能性がある
  • 優勝の可能性に限って言えばあがる

こういったところになると思います。

 

 

ランス・スティーブンソンの獲得は0か100かと言ったところになります。
ただややマイナス要素のほうが強い選手に感じます。

 

優勝を狙える可能性が1%あがっても、プレイオフに進出できる可能性が10%下がるのならリスクが高いです。

 

 

そう考えるとやっぱり最後の最後までランススティーブンソンとは契約を結ばない必要があると思います。
現状はランススティーブンソン側と、ペイサーズ側で我慢比べの常態かと。
これで、ペイサーズ側が先に折れてしまったらペイサーズに未来はないと思います。

 

もうちょっとでワゴンの棚に行きそうな商品を、急いで買う必要はありません。
そして、安く契約できたときにランススティーブンソンを獲得したメリットが生まれます。

 

 

そもそもランススティーブンソンに再契約の話をだしたのに、ランススティーブンソンはホーネッツのほうに行きました。
なぜ蹴られた選手に、手を差し伸べないといけないのか。

 

今オフの契約をみても、ホークスのベイズモアが他チームからより高額オファーを受けてもホークスと再契約。
ホーネッツのマービンウィリアムスが他チームから高額オファーを受けてもホーネッツと再契約。
ジノビリも、他チームからの高額オファーがあったとされていますが、スパーズでの契約を選んだとされています。

 

でも、当時のランススティーブンソンは、ほんの少しの契約の差だったのにも関わらず、迷わずホーネッツに行きました。
ペイサーズとは再契約したくない素振りさえも見えました。

 

 

ランススティーブンソンが現在一流選手で
「ペイサーズに戻ります」
というのなら、まだ話はわかりますけど。

 

現状ランススティーブンソンはかなり疑問符のつく選手となっています。
そのランススティーブンソンにペイサーズが手を差し伸べると言うのは、どうかと思います。

 

当時もランススティーブンソンにペイサーズは助けられたのではなく。
ペイサーズがランススティーブンソンの価値を大きくあげた手助けをしたともいえたのに…。

 

 

ランススティーブンソンの価値が一番落ちるまでペイサーズは待っていても、そのぐらいは許されるかと。
他チームと契約したのなら、それはそれでペイサーズとしては悩みの種が減るのでいいと思いますし。

 

ペイサーズを離れて所属した

  • ホーネッツ
  • クリッパーズ
  • グリズリーズ

この3チームはどれも強豪チームですよ。
そういった強豪チームがランススティーブンソンを手放したわけで…。

 

それにはそれなりの理由があると思います。
やっぱりプレイスタイル的にチームの顔になりかねないところが、チームとしてはいやなところがあるのだと思います。

 

 

ホークスがティーグを結構安く手放したのも、ティーグをチームの顔の選手にはしたくないゆえに、高額契約はする気持ちがないところがあったのかと。
これは勝ち負けの話ではなく、チームのイメージ的なものが関係していると思いますね。

 

やっぱり顔って大事なのかもしれません。
日本ではイケメンがどうとか言われますけど。

 

ソロモンヒルも真面目ですし、顔もそういう真面目さがでていますからね。
その関係で高額契約を勝ち取れたのかもしれません。

 

ファンだって、話しかけたら噛み付かれるような選手より、笑顔で接してくれるような選手を応援したいですよね。

 

 

ランススティーブンソンはまだ若いです。
伸びる可能性があるので、魅力的な存在なはずなんです。

 

それなのに他チームも手をなかなか伸ばせないというのは、ある意味びっくりです。
脇役として使いたいけど、脇役として止まってくれなさそうなところがきつい気がします。

 

ランススティーブンソンが大きく伸びたとき、他の選手に与える影響も気になりますからね。
気合いのはいった言動は、誤解を生んでしまう可能性もあるので。

 

 

プレイオフでクワイレナードにマークをされて、なかなかボールがこなくて怒ったランススティーブンソン。
あれは

  • クワイレナードのマークがきつくてイライラしたのか
  • ボールをなかなか入れない仲間に怒ったのか

そんなのランススティーブンソンにしかわからないですよね。
そして後者のほうだったとしたら、もう駄目だわ。
チーム崩壊するきっかけにつながりかねないです。