ペイサーズ

NBAは対人戦

と、これまでスポーツの、わかっているようで忘れがちというか。
気づかない点なことを書いてきましたけど。

 

 

結局いろいろ書きましたが、最終的にいきつくのは
{NBAは対人戦(対チーム戦)}
ということです。

 

おそらくこれは
「NBAはチームvsチーム」
と言えば、9割以上の人が
「あたりまえだろ。そんなこと」
というと思います。

 

 

でも
「全部のチームが昨季よりパワーアップしても、すべてのチームが昨季より勝ち星が増えることはありえない」
といえば、そういうことには首をかしげる人は結構いると思います。

 

多くの人が思っているのは
「戦力がアップすれば、勝ち星が増える」
っていうところであって。
そういう理屈になると、どうしても対人戦ということを忘れがちになってくると思います。

 

 

基本世の中は、全部そうだと思うんです。
例えばテストの点数。
これは勉強すれば勉強するほど、どんどん上がると思います。
100人中100人が勉強をすれば、100人とも点数を上げることが可能です。

 

でも、テストで順位。
これをつけるとなると、100人中100人がどんなに一生懸命勉強しても。
100人すべてが順位を上げることは不可能です。

 

 

多くの人が勘違いしがちなのは、NBAは対人戦なわけですから。
前者のほうにはなりえないわけです。
確かに1人1人の選手すべてが
「前より成績がよくなった」
というのはありえるかもしれません。

 

でも、すべてのチームが
「前より勝ち星が増えた」
とは絶対にならないわけです。

 

 

まぁ逆にいえば、すべてのチームが
「前より負けが増えた」
ともならないんですけどね。

 

 

結局勝ち星の奪い合いなわけで。
どんなに前よりパワーアップしても、他のチームがより強いのならどうにもならないわけです。

 

NBAは試合が組まれていますから。
それを避けることはできないです。

 

つまり
「あのチームと試合をやっても、負け濃厚だからやりたくない」
といっても、避けることはできません。

 

 

ただ、日本ではそういう強い相手と試合をやることを美談的な話にすることが多いです。
逆に、勝てる相手にだけ戦う人を
「卑怯だ」
的なことを考える人も多い気がします。

 

 

でも、強い相手に立ち向かう的な発想は
{カモ}
なわけですね。

 

たしかにそれで勝てれば、金星というか、得るものは大きいのかもしれません。
でも、負ける可能性のほうが高いところに立ち向かうっていうのは
悪手
でしかないってことを覚えておかないと、いつか破産するような気がします。

 

 

ただ、まぁ、そういうことである程度なりたつところもあるんですよね。
政治とかでも、富裕層があーだこーだとかなっていますけど。
そういう上位に入れる人数も限られていると思うんです。

 

トップ企業に入れる人数が限られている以上。
そういう対人戦なところは絶対にあるはずです。

 

 

 

 

 

シーズンを行う意味は?

NBAがいまいち盛り上がらないというか、自分の中で最近冷めてしまっているのは。
アメリカのスポーツは、負けてもデメリットがない点がダメな気がします。

 

 

たしかにNBAではプレイオフってものがありますから。
プレイオフに行くために、その中に入るために一生懸命やる…。
つまり優勝だけではなく、レギュラーシーズンはプレイオフのためにやるものってところがあります。

 

プレイオフに入るだけなら、30チーム中16チームが入れるわけですから。
半分以上のチームが、勝ち組となることができるわけです。

 

 

でも、プレイオフに行かなくても、レギュラーシーズン下位のチームには
ドラフト上位指名権の確率アップ
という特典があります。

 

なので負け組といったらあれですけど。
プレイオフに入らないチームにも、恩恵があったりするわけですね。

 

 

で、最近書いてきたのは
「優勝できないのなら、そのシーズンは下位になって今後につなげたほうがいい」
って考えのことなんですけど。
いわゆるNBAではタンクなんて言葉で表現されていますね。

 

ただJリーグとかになると、今ではJ1、J2、J3まであるのかな。
J1の下位になってしまうと、J2に降格になるわけで。

 

J1のチームは優勝を狙う一方で
「降格しないように気をつけよう」
的なものがあります。

 

 

NBAにはそういうものがないので。
本当に賢いというか、本当に優勝の1点だけを考えるのなら
「今シーズンはネッツやレイカーズと比べると戦力が劣るから、下位のほうを狙おう」
ってなるはずなんです。

 

もちろん、そんな優勝の1点だけを狙うなんていうのは、どうかしている気もします。
多くのチームはそういう目標を定めないで
「毎試合一生懸命やって、その結果、どの順位になるか」
的な感じで毎シーズンやっているように感じます。
ペイサーズもそんなチームの1つだと思います。

 

 

ただ、そんなことをいっても、シーズンを始まる前から
「ネッツにプレイオフで勝てるの?」
「レイカーズにプレイオフで勝てるの?」
と考えると、疑問符がつくというか、勝てる気があまりしないわけですから。

 

NBAが対人戦だと、はっきりわかっているチームにとっては。
「今シーズンは我がチームは上位を狙うべきではない」
って感じになって当然だと思います。

 

 

戦力が整って、優勝を狙える戦力ができたのなら
「今シーズンは優勝を狙うために、補強をがんがんするぞ」
ってすればいいわけですね。

 

 

 

 

 

対人戦であることを忘れがち

世の中生きていると、ほとんど対人戦な感じのことなのに、それに気づかないことって多いと思います。

 

たとえばパチンコってありますけど。
自分はパチンコ屋でパチンコは1回しかやったことがないです。
ゲームセンターのパチンコやら、テレビゲームのパチンコなら何度かありますけど。

 

詳しくないので悪いんですが…。

 

 

パチンコっていうのは、多くの人は
「機械との勝負」
って思っているかもしれませんけど。
同時にわかりきっているのは
「胴元が勝つのは当たり前」
ってところですよね。

 

 

つまりパチンコで勝つためには、誰かに大損してもらって。
その大損したところから、一部のものをもらうことが必須になるはずです。
いや、違うかもしれませんけど。
でも、そうではないとパチンコ屋はやっていけないと思うんです。

 

 

具体的に書くと

  • 客Aがパチンコで100万円を負ける
  • パチンコ屋が客Aが負けた100万円から60万をもらう
  • 客Bがパチンコで40万勝つ

これがパチンコの基本だと思います。

 

客Aは100万負けたので
「機械に負けた」
と思うかもしれません。
まぁパチンコで負けたら
「あのパチンコ屋はでない」
な感じだと思うので、機械よりもパチンコ屋に負けたと思うのかもしれませんけど。

 

 

で、客Bは40万増えたわけですから
「機械に勝った」
と思うかもしれません。
まぁパチンコで買ったら
「あそこのパチンコ屋はでる」
な感じだと思うので、機械よりパチンコ屋に勝ったと思うのかもしれませんけど。

 

 

でも、この構図を見ればわかると思いますけど。
客Aと客Bの勝負なわけですよね。

 

少なくとも客Bが増えた40万は、客Aが負けた100万円の中から支払われているわけです。

 

 

客Aはパチンコ屋に負けた
客Bはパチンコ屋に勝った
こう思っているかもしれません。
でも実際は、客Aと客Bの勝負であり、対人戦でしかなかったわけです。

 

 

 

NBAなんかは、もっとわかりやすく。
実際直接にチームとチームが試合をやるわけですから、対人戦だっていうのはわかりきっていることだと思います。

 

でもそれがわかっているのに
「毎試合、一生懸命試合をやろう」
的な感じは、まぁスポーツマンシップといえば聞こえはいいですけど。
これは興行的なところではなかったら、ダメな感じの1つだと思います。

 

 

まぁいわゆるそういうことでやる人を
「カモ」
なんて言われているわけですが。

 

カモの人からしたら
「負けても楽しいからいいんだ」
って人もいますし。

 

カモだって、長くやっていれば勝つときもあります。
10回やって、3回勝って、7回負けても
「3回は勝てるから楽しい」
と思っている人もいるかもしれません。
実際スポーツはそういうところがあると思います。

 

むしろ負け続きの人が、たまに勝ったら、その1勝はとてもうれしいものになるのかもしれません。

 

 

別になにがいいたいとかはないんですけど。
自分もつい最近までは、こういうことをまったく気にしていなかったわけで。

 

本質というかな。
そういうのに気づいていない人は、かなり多いように感じます。

 

 

実際NBAっていうのは、ファンからしたら他人事ですから。
実際はチームが優勝するより
「見に行く試合で勝ってほしい」
「見に行く試合でおもしろい試合をしてほしい」
的なことを思っている人も多いと思います。

 

 

 

個人的には、人生っていうのはとても大変なことだと思います。
ま、負けるようなところに飛び込むのは愚者なんだと思いますけど。

 

時と場合によっては
「負けて当然」
なところに飛び込まないといけないときもあるのかも。

 

 

でも受験とかになると、倍率とかでますから。
そういうのを見て、諦める人も多いですよね。

 

そういうのも倍率っていう言葉でかたずけられている気がしますけど。
そういうのは、そこに多くの人が挑戦しているってことであって。
まぁいわゆるそこで上位の人が生き残る対人戦なわけですよね。

 

受験に成功すれば、その一方で受験に負けた人もいるわけで。
そういうのを
「悪いな」
って感じる人もいるかもしれませんけど。
世の中っていうのは、ほとんどがそういうことで成り立っているのかも。

 

 

だから、そういうことに気づいてくると。
成功しても
「喜んでいいのかな」
的なことを思ってしまい、生きづらいのかもしれませんね。

 

そういうことに気づいていない人のほうが、単純に成功を喜べたりするのかも。

 

 

自分はそういう人との対戦っていうのが、すごく苦手というか。
なんかそういうのもやりたくない感じのところがあるので…。

 

最近はそういうのに気づいていても、気づいていないフリをして生きることも結構あるような…。
でも多くの人がこういうことに気づくと、世の中争いが多発しそうです。