オリンピックバスケット

日本女子のバスケットには弱点がある

オリンピック日本女子がベルギーに勝ちましたね。
ベルギーがどういうチームなのか、全く知らなかったのですが。
どうもアメリカを少しグレードダウンしたような感じ?

 

もちろん、日本と身体能力で勝負すれば、断然ベルギーのほうが上だと思うので。
日本が勝てたのは、日本がよくやったと思います。

 

自分は前のブラジルでの日本女子のバスケットをみて、びびったところがあったので。
今回のオリンピックも、日本女子は結構やると思っていました。

 

まぁこのサイトでは何回も言っていますけど
「日本男子は一生懸命で終わりだけど、日本女子は勝つために本気」
っていう表現がぴったりだと思います。

 

 

で、まぁ本題の前に。
オリンピックバスケットは、なんかテンポがいいですね。

 

NBAでは、基本30秒ごとに時計が止まるイメージがありますけど。
オリンピックバスケは1Qが10分ですし、フリースローもあまりない感じ?
タイムアウトもそれほど回数がないのか知りませんけど、普通に試合をやっています。

 

 

NBAもこういう風にすべきだと思うんですけどね。
なんでNBAって、ほんと後からみたとき、早送り必須な感じになるんでしょ…。
おそろしいです。

 

1Q12分ですけど、実際20分ぐらいかかりますからね。
4Qに限っては、30分ぐらいかかるときもあるのでは?

 

確かに迫力というか、一流のプレイという点ではNBAなんでしょうけど。
試合のテンポ的なものでは、断然オリンピックの国際試合っていうの?
そういうバスケットのほうがいいですね。

 

 

にしても、オフェンスリバウンドをとってのショットクロックっていうの?
シュートクロックっていうの?
そのやつが14秒になるのは、NBAと一緒に国際ルールでも変わったんでしょうかね…。
バスケって今でも普通にルールって変わっていくものなんだと思います。

 

サッカーはもっと変えるべきルールってたくさんある気がしますけどね。
最近ちょっとニュースでやっていましたけど、オフサイドの基準が変わるとかみましたけど。
サッカーはもっと変えるべき点がたくさんあるというか、今のルールだとあまりにもつまらない気がするんですけど。

 

 

で、本題なんですが。
日本女子のバスケットボールのディフェンス。
これは自分は前のブラジルでのオリンピックを見た時から
「えぐいな」
って思っていて。
結構このディフェンスが、個人的には嫌いなんですよ。
NBA2Kの厨プレイヤーっぽいディフェンスなんですよね。

 

 

でも、日本女子バスケットチームが強いのは、このディフェンスがあるからに他ならないわけで。
実際このディフェンスをしなかったら、普通にオリンピックも今後出られない感じだと思います。

 

なわけで、日本女子バスケットチームが強いのは、このディフェンスができるからなんですが。
逆に言えば、このディフェンスができなければ弱いわけです。
弱いっていうのも、どうかと思うので、日本男子と似たようなクオリティって言ったほうがいいのかな。

 

今回ベルギー戦を見ていて
「なんで、あのディフェンスをしないのかな?」
って思ったシーンがあったので、それをちょっと書いてみます。

 

 

 

 

 

ディフェンスを機能させるには条件がある?

で、日本女子のディフェンスなんですが。

 

まぁ単純にこれができないタイミングがあるんです。
それはこちらのシュートが外れて、相手に速攻されたときですよね。
まったく整っていないわけで、ダブルチームやら、前からディフェンスとかやっていられないというか。
組織的なプレイができないわけです。

 

 

なので、日本女子のディフェンスを機能させるためには、日本女子がシュートを決めるか。
ボールをラインの外に出すかで、いったんプレイを切らないと厳しいです。

 

シュートを決めるとしても、レイアップみたいなゴール下に走りこんでいるときも、1人選手が相手陣地の深いところにいるわけで、ディフェンスを機能させることができないです。
日本があの前からのプレッシャーやら、ダブルチームのディフェンスをするためには、ジャンプシュートやら3Pシュートやらで。
決まったら、ある程度の整える時間がないと厳しいわけです。

 

 

日本女子は前半一時10点以上リードしていた気がしますけど。
一本ベルギーに決められたところから、どんどん点差が詰まりました。

 

これは日本が得点できなかった上に、ベルギーには得点を決められて、組織的なディフェンスができなかったからだと思います。

 

 

まぁ逆にいえば、日本はディフェンスを機能できる条件が整えば、前からボールをスティールできて。
イージーシュートにつなげやすく、再びディフェンスを機能できる条件が整うわけです。

 

 

なので、日本女子の弱点は、単純にシュートをまずは1本決めないとどうにもならないってことで。
シュートが決まらないと、相手も速攻してくるというか、速攻をしてこないまでも、日本は組織的なディフェンスを考える時間が少ないので…。
日本はポンコツチーム的な感じになってしまうところがありました。

 

 

 

でも、これはごく単純なことで。
用は、前からボールを取れれば、イージーシュートにつなげやすいわけで。
ディフェンスがオフェンスにつながっているわけですね。

 

普通の試合でも前からボールをスティールして、イージーシュートをするシーンなんかはちょくちょくありますけど。
日本女子の強いところは、基本はここにあるのだと思います。

 

 

一般的には3Pシュートをよく決めてすごい的な感想になりがちですが。
日本女子が強いところは、ディフェンスが機能しているので、そこからのイージーシュートを狙えるところだと思います。

 

ハーフコートオフェンスになると、やや3Pシュートに頼ったところになるので。
そうなってくると、入らないときもあると思うので、そういう風になったら一方的な点差で負ける可能性がありますね。

 

よく一般的には前からスティールを狙うのは、ギャンブルディフェンスで悪手なんて言われていますけど。
日本女子はスティールを狙っているのではなく、前からのディフェンス&ダブルチームで相手をつぶすっていう感じですね。

 

相手がボールを持って止まったら、容赦なくプレッシャーをかけてボールを奪おうとする。
相手選手もボールをとられないように苦し紛れのパスを出したりしたら、ミスになりやすく日本のディフェンスが成功するわけです。

 

 

 

 

 

日本人はバスケットには向いていない?

日本男子が世界のチームと比べると、なかなか勝てないように。
日本女子も、普通に試合をやっていたら、世界のチームに勝つのは難しいと思います。

 

日本女子は、勝つための試合をやっているわけで。
特にディフェンスは、自分でも
「えぐいな」
って感じるほど、相手にはしたくないいやらしいディフェンスをしているので、それが大きなポイントになっています。

 

 

でも言い換えれば、日本女子がそういうディフェンスができなければ、普通のチームなわけで。
そういうディフェンスができるかどうかが、鍵を握っている気がします。

 

そもそも日本人がバスケットボールで勝とうとするのが、結構無理なところがあるわけで
「なんでそんな不利な土俵で戦っているの?」
と言われればそれまでな気がします。

 

 

でも、そういう土俵ながら
「どうすれば勝てるのか」
と考えて、行き着いたのがあのディフェンスと、3Pを狙うというスタイルだと思うので…。

 

バスケットというルール内で、どうすれば勝てるのかを考えて、それを高めた日本女子のすごさだと思いますね。
いや、だって日本女子だって、選手たちは元はどっかのチームに所属している選手たちで。
一時的に集まって、そういう戦術みたいなものを叩きこまれたものだと思います。

 

 

普通あんなの、プロのリーグチームでも無理だと思います。
そりゃー、そういうプロのリーグになれば、そういう戦術を練習する時間は結構取れると思いますけど。
それでも、かなり無理に近いところを感じます。

 

それを日本女子は、急造チームというかな。
そういうのでやっているのが、なにかイカれているのを感じますね…。

 

 

NBA2kでそういう厨なディフェンスをするのは、1人のプレイヤーが操作するから可能なところがあると思います。
まぁ1人では、操作が追いつかないってところもあると思うんですが。

 

だから逆に言えば、ああいうのはチームプレイだからこそできるとも言えるんですが。
なんか、無理でしょ…。

 

 

見ているほうは、普通に見ているだけですから、1つ1つのプレイがあたりまえのように見えますけど。
ダブルチームに行くとしても、ダブルチームに言った後のフォローとか?
行くのか行かないのかの判断とか?

 

まぁなんとなくでやっていて、それがたまたまうまくいっているのかもしれませんけど。
日本女子はちょっとやばいところがありますね。

 

 

でも逆にいえば、そういうところを封じてしまえば、凡なチームというか。
ちょっと3Pシュートがうまいチームな程度だと思うので…。

 

ただ日本にディフェンスをさせると、ほんとなんかぐちゃぐちゃな感じになって。
バスケットどころではないというか。
見ていて汚いバスケットになってしまうんですよね。

 

日本人だから、日本女子のディフェンスとか普通に見れますけど。
もし相手チームがああいうのをやってきたら
「少しは空気読めよ」
って気になりますからね。

 

 

NBAで日本女子並みにディフェンスができるチームはいないと思うんですが。
もしそういうディフェンスができるチームがNBAにできたとしても。
あのディフェンスをアウエーでの試合でやれば、ブーイングがひどそうです。
前からがつがつディフェンスして、狭いところではダブルチームですからね。

 

シュートが入るかどうかではなく。
ポイントガードがボールを前に運べるかどうかは、客はそんなバスケットを見たいわけではないと思うので…。

 

 

日本と対戦して負けたチームは、まぁ結果負けたわけで納得していると思うんですが。
あのプレイスタイルな内容では、納得できない人もいそうです。
「普通に試合をすれば勝てるのに!」
って思っていそう。

 

でも日本としてもそれがわかっているから、ああいうディフェンスを完成させたと思うので。
日本というチームは、そういうチームというか
「普通に試合はしませんよ」
っていうチームだと考えて試合をしないといけないわけですね。

 

 

野球でいうのなら、変化球ばかりなげる投手に対して
「ストレートを投げろ」
って言っているのと似たようなもの?
でも野球にはストレートを投げないといけないなんてルールはないわけで、全球変化球でもいいわけで。

 

脅威なバッターは常に敬遠で、アウトに取りやすいバッターとだけ勝負するっていうのもいいわけで。
勝ちにこだわるのなら、そのぐらいの気持ちが必要なのかも?
まぁ敬遠したら、塁が埋まるのでデメリットがありますけど。

 

 

日本女子も前からディフェンスをすれば、疲れると思いますし。
ダブルチームをすれば、どこかのマークがあくわけで…。
完成度をあげたところを褒めるべきなんでしょうね。