ペイサーズ

ペイサーズがなかなか優勝できないのはなぜか

ペイサーズはなかなか優勝できないんですが。
まぁ、それは言葉のあやというか。
NBAは30チームぐらいあるのかな。
優勝できるのはそのうちの1チームなわけですから。

 

なかなか優勝できないのは当然なんです。
普通に考えれば30分の1なわけですからね。

 

 

でも、この30分の1っていうのもなにか間違っているような気もします。
いや、知らんけど。

 

 

今回は、以前とはスポーツの見方が変わったというかな。
そういう感じになったので、そこからのペイサーズがなかなか優勝できないのはなぜなのか。
それを考えてみようと思います。

 

いや、試合とか以前の問題なところがあると思います。
フロントが悪いのかというと、優勝の1点で勝負しているのかというと、勝負していない気がしますね。

 

 

 

 

 

バスケットボールにでれる選手の数

最近ちょっと思うんですが、一時期の76ersはかなりタンクをしていて。
それなりの選手をゲットしても、すぐにリリースしていました。
まぁ、そんなタンクをしていて連敗街道まっしぐらな76ersの連敗を止めたりしたのがペイサーズだったりもした記憶がありますが。

 

 

76ersのやり方は間違っていたのか…。
それを考えると、76ersは優勝を狙うという点では、間違ったことをしていないというか。
むしろペイサーズよりも勝負をしていたように感じます。

 

たとえば、選手の能力値を1〜10で設定して、最初は全部1の選手しかいなかったとします。
1が最弱の選手で、10が最強の選手という設定にします。

 

チームに入れれる選手は13人ぐらいだっけ?
まぁ13人もやるのはめんどくさいのでスタメンの5人で考えて、最初は1の選手が5人いるチームだとします。

 

 

で、ここから優勝を狙うのなら、1の選手を5や6にしてもどうにもならない気がします。
1の選手を9か10を1人か2人ぐらい獲得してから、その他の選手を集めていかないと優勝には遠いというかな。

 

 

でもペイサーズのやり方は、なんとなくですけど、能力的に6や7の選手が集まっているチームな気がします。
ちょっと甘めに現在の選手と、その評価みたいなものを設定すると

  • ブログドン 8
  • ルバート 7
  • TJウォーレン 7
  • サボニス 8
  • マイルズターナー 7

スタメンの設定をこういう風にするとします。

 

 

で、思うんですけど、これは優勝できない選手の集め方な気がします。
確かにバランスはとれていると思いますけど、NBAで優勝するチームは1人か2人ぐらいに9か10ぐらいの選手がいるチームというか。
そういう軸がいて、それに合わせて選手を集めるというかな。

 

たとえば、レブロンがいたのなら、レブロンにはパスのセンスがいるから、その周りに3Pシュートの能力が高い選手を集めるということで。
レブロンが9や10の能力設定だとすると、その周りに能力が4か5ぐらいだけど、3Pシュートの能力が高い選手がいるっていう感じ?

 

 

でもペイサーズの選手集めっていうのは、それなりにやれる選手が集まっているだけで。
1人のずば抜けた選手のために、周りが集まっている感じではないっていうかな。

 

 

なので76ersはタンクをしているときも、ちょくちょく5〜8ぐらいの選手はでてきた気がしますけど。
そのたびに
「これでは優勝できない」
って感じで、リリースしていて、9か10ぐらいの選手を求めてエンビートあたりがでるまでタンクしていたとしたのなら。
それは決して間違っていないというか、優勝の1点で言えばペイサーズよりも正しいことをしていたんじゃないかと思ったり。

 

 

自分が思っているのは、もし全部1の選手。
最初は全部1の能力の選手だとします。
5人ともランクが1なわけですね。

 

で、そこから5とか6とか入れたとしても
【1よりはマシだけど、9や10と比べれば結局能力が劣る選手】
でしかないわけです。

 

なので1の選手が5や6ぐらいの選手に変わったら、勝ち星は少しは増えるかもしれません。
でもそれは優勝に届くのかというと、そういうわけではないです。

 

 

そしてNBAっていうのは、確かに経験も必要となりますけど。
ドラフトシステムというものは、チームが負けていたほうがそういう9や10の選手を獲得できるチャンスがあるってことですね。

 

逆にいえば、そういうところを狙わないと9や10の選手なんていうのは。
一部のチームにしか加入しないものだと思います。

 

 

なのでさっきペイサーズのスタメンの選手のランクを7やら8にしましたけど。
結局そういう選手を集めても、それなりに勝てるかもしれませんが、優勝するには届かないチームになっているというかな。

 

9や10クラスの選手を加入できるチャンスは自らつぶしてしまっているような気もします。

 

 

 

 

 

中途半端な選手を入れるぐらいなら入れないほうが優勝に近い?

マジックとか
「それなりの戦力が整ったのに再建するのかー」
って不思議に思ったりしたんですが。

 

前のマジックの戦力は、ペイサーズに近いものがあったように感じます。
どのポジションにもそれなりの選手がいるけど、ずば抜けた選手がいないって感じですね。

 

 

それは結局7やら8の選手がたくさんいても。
9や10の選手がいないと優勝するのには難しいからなのかもしれません。
いや知らんよ。

 

でもNBAにはドラフトシステムっていうのがあって。
普通にやっていたらそういう9や10の選手を獲得するのが難しいのなら。
ドラフトシステムから当てるっていうのは、かなり現実的なことな気がします。

 

 

もちろんFAシステムがありますから。
FAで勝負するにしても、サラリーが安い選手を集めておけば、いつでもお金を出せる状態ですから。
そういう点でも、7やら8の選手にそれなりにお金を払っていれば、FAのところでも勝負ができないと思います。

 

 

実際7やら8ぐらいの選手を集めるのは悪くないんです。
優勝っていうところにこだわっていないのなら、そういう選手集めは
「いい選手が集まっているね」
ってなりますけど。

 

でも、そういうチームは優勝するのは難しいというか。
いままでの歴史を考えても、バランスのとれたチームで優勝したのはペイサーズと争っていたときのピストンズぐらいだったように感じます。

 

 

おそらくペイサーズサイドからすれば
「スモールマーケットのチームには有力な選手が入ってこない」
ということを口にすると思います。

 

でも、それなら76ersのようなドラフトで有力な選手を獲得することを考えてもいいような気がします。
それも望まないとなると、やっぱり優勝するのは、根本的に避けているチーム作りをしているように感じます。

 

実際それをしたところで、ドラフトでいい選手が入ってくれる可能性は低い気がしますし。
負けばかりのチームは、ファンも離れると思います。

 

なので、優勝目指してがんばっているとしても。
実際はそこまで優勝に向かってガチにやっているわけでもないチームだといえるように感じます。

 

 

そういうと聞こえは悪いですけど。
実際そこまであからさまにできるチームなんていうのは、ごく少数だと思います。
だから、結局優勝するチームなんていうのは、いつも似たり寄ったりなチームになってしまうのかもしれません。

 

 

ペイサーズのさっきのスタメンのメンバーが

  • ブログドン 8
  • ルバート 7
  • TJウォーレン 7
  • サボニス 8
  • マイルズターナー 7

こんな感じに設定しましたけど。

 

もしこれがオール8ぐらいになっても、優勝は難しい気がします。
なのでまずは10ぐらいのトップ級の選手は無理だとしても、9ぐらいのオールNBAチーム上位に入ってくるような選手を1人ほしいところですね。
優勝するチームはオールNBAチームに入るような選手が2人ぐらいいるわけですからね…。

 

なので優勝するチームなんていうのは
10,9、6,6,5
こういう感じの選手構成っていうの?

 

最近はビッグスリーなんていうのも言われていますから
10,9,9、6、6
こういう選手構成にすることで優勝が近いっていうかな。

 

 

もし
1,1,1,1,1
という選手がいるチームが
6,6,6,6,6
というチームを作っても、優勝できるはずがないと思うんです。

 

なら、そういう6な感じの選手が入ってきたとしても、すぐに放出して。
1の状態にしておいたほうが優勝は近くなる気がします。
そこから9やら10の選手を見つけるところからスタートするわけですね。

 

極端に言ってしまえば、1が6になっても変わらないというか。
1よりは6の選手のほうが優れているのは当然ですが。
別にそういうチーム力アップを目指しているわけではなく、優勝を目指すのなら
1も6もほとんど変わらないというかな。
むしろ1を簡単に変えたように、6も結局は変えないといけない選手でしかないっていうかな。

 

優勝を目指すのなら
1,1,1,1,1
のチームも
6,6,6,6,6
のチームもほとんどなにも変わらないってことなんだと思います。
もちろん、勝ち星的なものは変わってくると思いますが、優勝という1点を目指すのなら変わらないってことですね。

 

極端な話になりますが。
優勝は1チームしかできないとなるのなら、2位〜30位まではみんな同じって扱いもできます。

 

NBAファイナルまでいって負けたチームも、プレイオフにさえもいけなかったチームも、優勝できなかったという点では同じですから。

 

 

一応NBAには最低のサラリー設定みたいなものもあった気がしますから。
それなりにお金を払わないといけないわけで、1,1,1,1,1な選手がいても、誰かはそれなりにお金を払う必要があるわけですね。

 

だからそういうチームが、契約失敗した高額サラリーな選手の引き取り手になると思います。
トレードでドラフト権を集めつつ、そういう高額選手を引き取るわけですね。
今でいえばサンダーみたいな感じ?

 

 

ぶっちゃけサンダーはそういうことをしても、それなりな選手が結構加入していたように感じます。
クリスポールや、ホーフォードはそこまで落ちたわけではないと思いますし。
1試合も試合にはでていませんでしたが、ケンバウォーカーなんかもまだまだトップ級の選手だったと思います。

 

でも結局そういう選手がいたとしても、まずは9やら10の選手を見つけて。
そこからチームを組み立てるっていうのが、優勝するには大事っていうのがわかっているというか。
そういうのを狙っているというかな。

 

76ersやサンダーといったチームは、そういう9や10クラスの選手がいることで優勝に近くなるというのが、わかっているチームなのかも。
いや、多くのところはそれがわかっていても、そうすることを実行に移すことができないだけなのかもしれませんけど。

 

 

ペイサーズは現状の選手でもよく揃えたと思います。
でも、ペイサーズが揃えられたっていうのは、ペイサーズな感じのチームを作るのはそう難易度が高くないのかも。

 

7や8の選手と9と10の選手の差は、かなり大きいのかな。
でもいままでの歴史的に、優勝するチームは絶対的なエースな選手がいることが多いので。

 

そういう歴史的なものを考えても、まずは9やら10クラスの選手を獲得することに力を入れるチームがいて当然というか。
そういうチームのほうが、優勝という1点に関しては、本気だったりするのかもしれません。

 

 

ルールというか、設定みたいなものがある以上。
シーズン順位が下位になって、ドラフトで上位指名できたほうが、そういう9やら10クラスの選手を獲得するチャンスがあると思います。

 

そういう選手を獲得できたのなら、そこからいっきに周りを固めていけばいいだけですからね。
ネッツも、デュラントが加入した途端に、簡単に選手が集まったりしていますから。
トップ級の選手が1人でもいるかいないのかの差は大きい?
ネッツは本拠地がニューヨークだからっていうところも関係しているのかな。

 

でもバックスも結構選手が加入していたような気もしたので…。
そういう9やら10クラスの選手がいるチームは、チーム側が集めようとしなくても、選手のほうから入ってきてくれるのかも。

 

 

一時期の76ersも今のサンダーにも感じますけど。
それなりの選手が加入しても、すぐにリリースするんですよね。
それはフロントのほうで
「この選手はトップ級だ!」
っていう感じがしないからなのかも。

 

中途半端な選手がいても、どうにもならないことがわかっているというか。
目指すのがまずはトップ級の選手を獲得することになっているのかな。
試合に勝つことよりも、まずはそういう選手が加入することを目指しているというかな。

 

そういう目標がある分だけ、妥協ができないところがあるのかも。
76ersでは、マイケルカーターウィリアムスが新人王とかとりましたけど。
その次のシーズンはトレードで簡単にでていっていましたからね…。
新人王をとった選手が、チームからまったく評価されず、しょぼい見返りでトレードされていったのは驚きました。

 

 

よくわからないですが、76ersはよくあんな状態から、それなりに勝負にいこうと思ったシーズンがあった気がします。
一時期は最下位あたりまえなチームから、今は上位があたりまえのチームになっていますからね。
その変わり目みたいなところの記憶がなんか、あまりないですね。
エンビートをなかなか放出しなかったのは、すごい選手だっていう確信みたいなものがあったんでしょうか。

 

自分はてっきり、試合にでないままそのまま消えていくのかと思いましたけど。
いや、ずっと怪我で試合とかでていなかったので、能力的にも未知数なところがあったと思うんですけどね。
見限らないで残していたっていうのは、能力的にすごいものがあると76ersはわかっていたんでしょうかね。