ペイサーズ

チームの補強とサラリーキャップ

NBAにはサラリーキャップというものがあって。
詳しくないんですが、選手の給料が一定額を超えてくると、経営的に不利な面が生じるというか。
余分にいろいろ払わないといけないルールみたいなものがあるんですよね。

 

 

ファンとしては、そんなものはまったく関係ないので
「無視すればいいじゃん」
ってなりますけど。
運営側としては、黒字にしないと意味がないので、それを払いたくないのは当然です。

 

だから、ファンとしても
「サラリーの問題がある」
と、選手の給料まで考えるようになっています。

 

これはとてもいいシステムだと思います。

 

 

日本のプロ野球とかも、年棒とか契約の時に注目されますけど。
いくら払おうと、ファンとしてはどーでもいいことです。

 

でもNBAとしては、ファンもサラリーを考えて
「こんな高い選手はいらない」
とか
「安いくて、コストパフォーマンスがよい!」
とか、考えることができるわけですね。

 

 

 

 

 

目指すはチームの優勝なのか?

で、ファンとしてはシーズンが始まれば、目指すのは優勝だと思います。
一部のファンは
「プレイオフに行ければ十分」
な感じかもしれませんし。

 

一部のファンは
「ドラフトでいい指名順を獲得するために下位になったほうがいい」
なんて、その後のシーズンのことを考えるかもしれません。

 

 

でも、運営側…。
いわゆるフロントっていえばいいのかな。

 

そっちのほうでは、どうやって収益を上げるのか。
それにこだわる必要があると思うんです。

 

で、それはチームの勝ち負けよりも重視している人がいるのも事実だと思います。

 

 

ファンは
「優勝してほしい」
と思っている一方で。

 

フロントのほうでは
「大きな黒字がでてほしい」
と思っている人もいるはずなんです。

 

 

ここらへんが面白いと思います。
ファンとしては別に
「運営が赤字でもいいから、優勝してほしい」
って思うかもしれません。

 

でも運営としては
「チームは下位でもいいから、黒字になってほしい」
って思っているかもしれません。

 

 

ただどちらが優先されるのかと言えば、後者だと思うんです。
運営側の
「チームは下位でいいから黒字になってほしい」
なほうだと思うんです。

 

 

だから、チームはどんなに上位を目指そうとがんばっていても。
限界っていう物が出てくると思います。

 

そして常に優勝を目指すことができるわけでもないわけで。
優勝が狙える時に、お金を突っ込むような感じにしないと厳しいわけですね。

 

 

位置的に恵まれたところなら、問題ないのかもしれませんけど。
ペイサーズみたいなチームになってくると、そういうところを間違えるとかなり厳しくなると思います。

 

 

 

 

 

76ersのタンク

たとえば76ersは一時期ものすごいタンクをしていて。
まったく勝てていない状況でした。
今シーズン上位にいるのが、あの時期では考えられないほどのタンクっぷりでした。

 

 

タンクっていうのは、たしかに負けが増えるのでファンは見限ったり。
会場に人が入らなくなると思うので、問題もあると思うんですが。

 

もし優秀な選手が入れば、その選手目当てに客が入るというメリットもあると思うんです。
だからNBAっていうのは、チーム的にタンクを狙うところがでてくるのもわかる気がします。

 

運営としては、負けてくれたほうが、その後の運営的にうまくいく可能性があるってことですね。

 

 

そして76ersは今シーズン、優勝も狙えるような戦力と状況が整いましたから。
一時期のタンクしていたときは違って、積極的に戦力アップのトレードをしていました。

 

タンクのときは、それなりにプレイできる選手がいたら簡単にトレードでよそに安売りしていたのに。
今シーズンはまったく逆のことをしていたわけですね。

 

 

76ersのやりかたはファンからしたら
「なんだそれ」
って思うと思うんです。

 

少なからず、あからさまなタンクをしていたときは、かなり引いていたと思います。
でも実際今シーズンは、そんなタンクをしていたときのことなんてファンは忘れて。
76ersを1つの強豪チームとして見ていたと思います。

 

優勝を目指すためには、そういうところも大事になってくるのかもしれません。

 

 

 

 

 

ペイサーズについて

ペイサーズはここ最近毎シーズンプレイオフに行っていたり、一度だけポールジョージの怪我でプレイオフを逃したりしましたけど。
優勝を狙えるような感じの状態には、いまいち行かないんですよね。

 

それは来シーズンもそんな感じになると思いますし。
来シーズンに
「優勝を狙うぞ!」
ってフロントが動くのも愚な感じがあると思うんです。

 

オラディポの復帰も遅れそうですし。

 

 

そういうところが難しいなって思ったりします。

 

ファンは優勝を望んでいるとしていても。
運営側はそうではなく、黒字であることを望んでいるのなら、選手のサラリーをできるだけ最低限なところで押さえて。
収益が大きくなるのがうれしいかもしれません。

 

実際ファンは金を払って、金を受け取ることがないからそういうのがどうでもいいですけど。
どんな人間も、やっぱりお金がほしいですし。
NBAっていうのはビジネスになっていると思います。

 

自分もNBAを見るために、NBAリーグパスとか契約してお金を払っていますし。
その払うお金は、できるだけ少ないほうがうれしいです。

 

 

ウィザーズが八村と契約して、日本から注目を集めて、それで収益の面でプラスになるかもしれません。
ロケッツなんかは、ヨウメイでしたっけ。
あのビッグマンが所属していたからか、中国的なユニフォームというか、そっち方面に強い意識があるように見えます。
火前みたいな漢字がユニフォームに書かれていなかったっけ。

 

 

実際そういうのも、ファンにはわかりにくいですけど、優勝につながる道になっていくのかもしれません。
収益がふえれば、それだけ選手の給料のほうにお金を出すこともできるわけで。

 

 

ファンは
「いい選手がいれば優勝できる!」
って言ったとしても。

 

いい選手を入れるためには、お金が必要なわけで。
そのお金を集める手段というのも優勝につながるのなら。
そういうところも大事になってくるんじゃないかと思ったりしましたね。

 

 

根性だけではどうにもなりませんから。
いくら選手が死ぬ気でやっても限界があります。
才能のある選手にはかなわないです。

 

自分が死ぬ気で走っても、マラソン選手には長距離で絶対勝てないのと同じです。

 

 

と、そんなことを思ったりしました。
どうしてもオフになると
「いい選手を入れろ!」
な感じになりますけど。

 

選手がどうとかな問題ではないような気がするんですよね。
いい選手を入れるための、収益を増やす土台作り…。
そこらへんが、しっかりしてくると、ペイサーズの優勝も見えてくるんじゃないかと思ったり。

 

 

ちょっとここ最近は
「今のままではどうやっても優勝なんて無理だろ」
な感じがあるので。

 

そういう、収益面で大きいなにかがでてこないと、ペイサーズとしては厳しいんじゃないかと思っています。