NBA

NBAのレギュラーシーズンとプレイオフ

最近はスポーツを考えるのも、視点が変わってきたというか。

 

昔はスポーツの試合を見て、その試合内容のあれこれを考えることが多かったのですが。
最近は、そのスポーツの仕組み的なものを考えることが多くなってきました。

 

 

たとえば、NBAに限らず、対戦相手がいるスポーツでは、勝ち星の取り合いになるってことね。
だから、NBAは82試合ぐらいあるのかな。
82試合あるのなら、100勝することは絶対に無理だってことですね。
また82試合あって、1チームが82勝するのであれば、同じ82勝するチームはでてこないってこともそうですね。

 

 

で、今回はレギュラーシーズンとプレイオフについて考えてみたいと思うんですが。
これ、たぶん多くの人が見て見ぬふりをしていると思うんですが。
<レギュラーシーズンがいらなくね?>
ってことです。

 

ただレギュラーシーズンがなくなってしまうと、プレイオフの価値が落ちるような気がするので。
まぁでもぶっちゃけいえば、プレイオフでの結果がすべてで、レギュラーシーズンでの結果なんて、ほとんど無視されますよね。

 

 

個人的にはレギュラーシーズンなんていうのは、ショーな感じでしかない気がします。
現在のメジャーリーグの大谷もそうなっている気がしますけど。

 

今では大谷がホームランをうつのかどうかなだけであって。
試合の勝ち負けは、日本人の多くの人には、どうでもいいことになっていますよね。

 

 

つまり、レギュラーシーズンなんてどうでもいいというか。
たしかに順位によっては、ホームコートアドバンテージやら、チームの雰囲気的な問題もあると思いますが。
それはあまりにもしょぼいと思うんです。

 

なので、レギュラーシーズンで1位になろうが、プレイオフを8位で滑り込もうが、どうでもいいような気がします。
大事なのは、プレイオフでどれだけ結果を残せるかなわけですね。

 

 

 

 

 

ウォリアーズの73勝が軽視されるわけ

記憶が曖昧なんで、73勝したのかどうか間違っているのかもしれませんけど。
たしかウォリアーズは73勝して、一時ブルズが持っていた72勝の記録を破った気がします。

 

冷静に考えてみると、73勝したということは9敗しかしていないというわけで。
もうその時点で
【プレイオフとかしなくても、最強はウォリアーズに決まっている】
と思うんです。

 

 

ただ、問題はその73勝したウォリアーズがプレイオフで最後に負けたのかな。
つまり優勝できなかったわけですね。
いや、たしかそうだったはず。

 

なので人によっては
「73勝しても、優勝できなければ意味がない」
なんてことを言ったり、ウォリアーズの中でも、謙遜なところもあったのかもしれませんが
「いくら73勝しても、優勝できなければどうにもならない」
的なことを言った人もいたような気もします。

 

 

ただ冷静に考えると
【どう考えてもウォリアーズが最強なのは明らかだった】
と思います。

 

いやいやいやいや。
確かに優勝できませんでした。

 

でもウォリアーズが一番強かったなんていうのは、誰でもわかることで。
73勝なんて、ぶっちゃけ今後優勝より無理なことだと思います。

 

 

今後もNBAで優勝するのは1シーズンに1チーム生まれます。
でも、レギュラーシーズンで73勝するチームは、今後10年に1チーム生まれるのかも怪しいレベルです。

 

どう考えてもNBAで優勝するより、レギュラーシーズンで73勝したほうが、すごい記録なはずなんです。
なので、優勝のほうが価値があるみたいなことをいう人がいるのは。
やっぱりレギュラーシーズンが軽視されていて、プレイオフが大事みたいな脳になっているからな気がします。

 

 

これに正解なんていうものはありません。
でも、実際レギュラーシーズンで73勝しても、優勝しなかったら意味がない的な発言が出る時点で。
どうかしているレベルというか、プレイオフが重要で、レギュラーシーズンがどうでもいいのはあきらかだと思います。

 

 

 

 

 

プレイオフだけで十分か?

結局ファンも選手を何を求めているのかよくわからないというか。
人それぞれだと思うので…。

 

 

たとえば、NBAチームでは
「来シーズンのプレイオフ進出が目標」
というチームもあれば
「いつかNBAでの優勝が目標」
というチームもあると思います。

 

プレイオフ進出目標なチームは、とにかく少しでも戦力アップを図ると思いますが。
いつかNBAで優勝するのが目標なチームなら、タンクすることを狙ったり、中途半端な補強はむしろ避けるはずです。

 

 

個人的にレギュラーシーズンというのは、娯楽に近いものでしかないような気がします。
客の娯楽っていうことですね。

 

「暇だしNBAでも見に行って騒ぐか」
みたいな娯楽であるのが、レギュラーシーズンってことですね。

 

レギュラーシーズンの1試合が、どれぐらい客が入るのか知りませんけど。
いつも満員ってことはたぶんないと思うので。
なんとなく、ふらっとNBAの試合を見に行けたりすることはあると思います。

 

 

一方でプレイオフっていうのは、本気というか、大事な試合な感じだと思うので。
そういうなんとなくで
「NBAの試合を会場で生で見るか」
っていうのは難しいと思います。

 

そのチームのファンが試合を見るたびに、お金も時間も費やすと思うので。
なんとなく試合を見るっていうのは、プレイオフでは無理だと思います。

 

 

ただ実際、そのチームのあれこれを語られるのは、レギュラーシーズン終盤でのできや。
プレイオフでの結果がほとんどだと思います。
なのでレギュラーシーズンっていうのは、ぶっちゃけ不必要なところはあると思います。

 

まぁそこらへんはビジネス的なものがあるので。
オーナー的なものでは、やっぱり試合数が少しでも増えたほうがうれしいっぽいので。
試合をやれば、それなりに儲かるのがNBA
ってことになるのだと思います。

 

それが消化試合だったとしても、試合をやれば儲かるのだと思います。

 

 

ただ選手としては、重要なのがプレイオフだとするのなら。
レギュラーシーズンは、休めるときは休んだほうがマシというか。
むしろこんなにたくさんレギュラーシーズンを多くしなくてもいいというか。
もっと試合を減らして、休みを多くしたほうがいいという意見がでるのは当然だと思います。

 

契約がまとまれば、後は試合にでようが、試合で休もうが、もらえるものは同じだと思いますから。

 

 

もちろん選手はレギュラーシーズンでも、それが消化試合だったとしても、試合にでれば全力でプレイすると思います。
ただレギュラーシーズンというのは、プレイオフと比べればどうでもいいものという位置づけになっているのは確かだと思います。

 

なんとなく思うのは、すべてのチームとホーム&アウエーの2試合にすればいいような気がします。
もうそうなると、ウエストもイーストも関係なくなるような気がしますけど…。
ただペイサーズでいえば、ウエストのチームともホーム&アウエーで試合をすることになるのなら、そこを削ることは難しいと思うので。
となると、結局はイーストでの試合を削るぐらいしか、削りようがないような気がします。

 

 

 

 

 

レギュラーシーズンで1位の成績より、16位のほうがお得?

ドラフトの関係になりますが、プレイオフに行けなかったチームはくじでドラフト順を決めるところがありますが。
プレイオフに進出したチームは、勝率順でドラフトの順位が決まっていきます。

 

なら、レギュラーシーズン1位でプレイオフにいったチームより。
16位でプレイオフに言ったチームのほうが、ドラフトで16番目の指名権をもらえるはずなのでお得な気がします。

 

 

たしかに16番目となると、いい選手はほとんど残っていないのかもしれませんが。
30番目に指名するよりは、有利なのは確実だと思いますし。
トレードの材料としても、30位指名権より16位指名権のほうがかなり魅力的に感じます。

 

 

たしかにホームコートアドバンテージはないことになります。
なので、優勝には遠くなるのかもしれませんが。

 

本当に実力があって、アウエーでも勝てる余裕があるチームなら、レギュラーシーズンは上位を目指すより。
下位のほうでプレイオフに進出したほうが、メリットが大きいように感じます。

 

 

本当に優勝したいのなら、ホームコートアドバンテージを重視しして、上位を目指すのかもしれませんが。
ホームのほうが勝ちやすいのは確かだと思いますが。
実力差的なものがあるのなら、アウエーでも勝てたりするものな気がするので…。

 

 

個人的には、今後プレイオフの下位を狙うチームも出てくるような気がしますけど。
でも、プレイイントーナメントなんていうシステムがでてきましたから。
これがあるなら、プレイオフ下位狙いっていうのは難しいと思います。

 

でも、プレイイントーナメントがないのなら、プレイオフにいけばいいのなら。
レギュラーシーズン上位より、下位で進出したほうが、いろいろメリットがあるように感じます。

 

負けてもいい試合ができてくるのなら、選手を休ませる余裕もでてくると思います。

 

 

まぁそういうのをやられると、NBAのほうも困るから、罰金みたいなことをしてどうにかしようとしているのかもしれませんが。
こういうのはすべてNBAのそのシステムの問題なわけですから。

 

そういうところに罰金を与えてどうにかするより、NBAのシステムをどうにかすべきな気がします。

 

 

NBAのシステムで、なにもルール違反ではないのなら、少しでも有利になるほうを目指すのは当然な気がします。
実際そういうルール内で、有利になることをしたもの勝ちが勝者になりやすいわけで。
むしろ、世の中そういう物だと思います。

 

なんていうの?
漫画やドラマの世界では、そういう損得抜きにして、格好いいことをしたところが最終的には勝者になるパターンが多いですけど。
世の中、そんな甘い世界ではないというか、人間には限界がありますからね。

 

 

NBAはもうちょっとレギュラーシーズンを重視させるようなシステムを作ったほうがいいような気がします。
プレイイントーナメントは、レギュラーシーズンを少しでも面白くさせるシステムなんでしょうけど。
まだまだ足りないと思います。

 

実際レギュラーシーズンなんてなくしても、問題ないレベルな気がするのがちょっとやばいですね。
プレイオフシステムを2年に1回にして、2年に1回はレギュラーシーズンで一番勝利したチームが優勝というシステムにしたほうがいいのでは?

 

まぁそうなると、いままでプレイオフ重視だったチームも、単にレギュラーシーズンのときに本気になるだけだと思うので。
結局どうにもならないと思うので。

 

 

シーズン始まる前に、どちらの感じなのかかくしておいて。
レギュラーシーズンが終わった後に、くじかあみだくじでもいいので、後から優勝システムを決めればいいのでは?
ちょっと無理があるか…。

 

でも、まぁレギュラーシーズンが軽視されているっていうのも
「なんとなくNBAでも見にいっちゃう?」
ということができるわけなので、そういうのが必要なのかもしれませんね。

 

 

日本でも
「NBA視聴ツアー」
な感じのことを組んでいたりするところもあるかもしれませんが。
そういうのは、レギュラーシーズンの人気が薄いカードのところでしかできないような気がしますから。

 

そう考えても、やっぱりレギュラーシーズンはショーの要素として必要なんでしょうね。