プレイオフカンファレンスファイナル２試合目ペイサーズvsヒート

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ペイサーズがプレイオフに入って接戦をはじめて落とす！

ペイサーズプレイオフカンファレンスファイナル２試合目

ヒート戦

の感想です。
ホームでした。

【試合結果】
ペイサーズ●８３－○８７ヒート

これまでのプレイオフは

ペイサーズがいい試合をすると勝利
ペイサーズが調子が悪いと敗戦

このどちらかでした。

ですがこの試合は

ペイサーズがいい試合をしたのに敗戦

ということで、ちょっとつらいです。
ペイサーズはこの試合勝てる試合だったというか
勝たなくてはいけませんでした。

この１戦に負けたのは、ペイサーズの終戦を感じました。
ペイサーズ２連勝だったのなら、ヒートのホーム２連戦を連敗でもよかったのですが
これでアウエー２連戦で少なくとも１勝をあげなくては厳しくなりました。

でもこの試合ほどいい試合を展開するのは
ペイサーズ的にはちょっと酷な気がします。
そのぐらいペイサーズ的に試合展開は悪くありませんでした。

なぜペイサーズが負けたのか？
空気を読んだのでしょうか。
いつもだったら、接線になると強くなるペイサーズの面々も
今日の試合ではミスをしたり、シュートが決まらなかったりで
一気にヒートに決められてしまいました。

観客も試合が決まって、ぞろぞろ帰っていっていましたが
試合展開は決して悪くなかったので、負け試合となったのですが
ファンの顔はどこか満足げなようにみえました。

いままではペイサーズが負けた試合は
ペイサーズのふがいなさがみえましたが
この試合はペイサーズの悪さはほとんどみえませんでしたからね。

ペイサーズがいい試合をしても勝てなかったこの試合。
ほんとうに痛いです。
逆にヒートがそれほどいいとも思えなかったのですが勝利したわけで
ほんとよくわからない試合だったように感じます。

【今回の試合のスタッツはこちら】
⇒ボックススコア

ポール・ジョージ	ディフェンスで存在感。オフェンスでは、ブロックされることが目立った。
デイビット・ウエスト	一時期のっていくかと思われたが終盤の接戦でシュートをはずしたりで、らしくなかった。ファウルトラブルで序盤にすぐにひっこんだのが痛かった。
ロイ・ヒバート	十分な活躍。オフェンスリバウンドからのシュートがよく決まりチップインも目立った。
ランス・スティーブンソン	ペイサーズの中で一番よかった。それなのに勝利には結びつかず。途中で一人でやっているかと思わせるところもあり来シーズンはおそらく年棒的な理由でペイサーズにはいないかと思われる。
ジョージ・ヒル	気合いもはいっていて、十分な活躍。いつのまにか頼りになるＰＧになっている。
イアン・マヒンミ	特に目立った活躍もなし。やや悪いときのヒバート状態になりつつある。
ＣＪ・ワトソン	全体的にやりにくそうだった。
ルイス・スコラ	シュートがまったく決まらず、敗戦の戦犯になってしまった。デイビットウエストのファウルトラブルが痛かった。
ラスール・バトラー	今日もエバンターナーの変わりに出場。３Ｐを２本も決めて、スタッツ的にはエバンターナー以上の活躍。が、チームバランスはやや悪かったか。

ベンチメンバーの差か！？
ベンチメンバーでは、ヒートのスター軍団は止められませんね！

ヒートはダブルチームをよくしてきたり、前からのディフェンスを展開してきました。

空気を読めよ！

王者なのに、フルコートディフェンスとかやってきて恥ずかしくないのか！
とかいっても、ヒートはプレイオフで前の試合負けていますから
ヒートとしてもこの試合はなんとしてでも取りにきたのを感じました。

ヒートのベンチメンバーがそれほどよかったとも思わないのですが
クリスアンダーセンが出場している時間帯は＋２５になっているというのは
ちょっとやばいですね。

ペイサーズのベンチメンバーが出場している時間は
どんどんと点差を縮められていたのに
デイビットウエストがファウルトラブルになったのが痛かったです。
スコラのシュートの不調が大きく響いています。
スコラがちゃんと決めていれば、勝てた試合だったと思っています。

といっても、オフェンスオプションがそこぐらいしかないというか
ヒートもややスコラへのディフェンスは対応し切れているというか
多少フリーにして、スコラにボールがわたるようにしているように感じます。
ちょっと遅れてのプレッシャーでもスコラのシュートは外れるとみていたように感じました。

案の定、フリー気味でボールをうけとって、ヒートのディフェンスは
遅れてジャンプしたりしていたのに、スコラのシュートはまったく決まりそうもありませんでした。
そこを決めてくれないと、スコラを何のために獲得したのかわかったものではないので
ペイサーズとしては困ってしまいますね。

この１敗はとても痛いです。
ペイサーズファンの自分でも、ペイサーズの終わりをみたように感じます。
勝てると思っていた試合を落としたのは、プレイオフに入ってはじめてなわけで
これが実力の差なんでしょうかね。

勝ち進むチームは終盤の強さを持っているのかもしれません。
いままではペイサーズにそれがあったのですが
対ヒートでは、ヒートのほうがそういった勝負強さを持ち合わせているのかもしれませんね。

それにしてもランススティーブンソンが大爆発で
いままでのプレイオフなら、こういう試合は勝ってあたりまえだったのに
今日は敗戦してしまったわけでつらいです。
でも、いままでのペイサーズの勝ち試合で
１試合でも「落としても別によかった」なんて試合はなかったわけで
今日の試合を落としてしまったのは、いいタイミングだったのかもしれません。

ホークス戦でどれか１試合でも落としていたら、すでにシーズン終了だったわけですし
対ウィザーズでも勝利した４試合のうち１試合でも負けていたのなら
ウィザーズが勝ちぬけていた可能性も十分あったでしょうから
このタイミングで

勝つべき試合内容での負け

というものが訪れて変な言い方になりますが、よかったのかもしれません。

「ヒートを倒せ！」とか前から言っていましたけど
このプレイオフはヒートと対戦する前に負けそうになっていましたからね。
ファンも、この試合ヒートに負けましたけど

ヒートと対戦できている時点で満足

なのかもしれませんね。

もうなんども言っていますが、ホークスとの第６戦は
あそこでシーズンが終了してもおかしくなかったですからね。
次のヒートのホームでの２連戦を連敗しても
ペイサーズのホームには戻ってこれますから
今日の試合を負けましたが、ファンはある程度妥協できているのかもしれません。

でも、もしかしたら悪かったペイサーズのほうが
なんだかんだで勝ち抜いていたのかもしれません。
ペイサーズは今現在復調していますが、復調しただけに
どうもヒートに普通に力負けしそうです。

悪いときのペイサーズだったら、今日の試合は
絶対に落としていなかったように感じます。
悪かったときのペイサーズの、終盤での強さはすごかったですから。

ペイサーズｖｓヒート　プレイオフ