プレイオフカンファレンスセミファイナル２試合目ペイサーズvsウィザーズ

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ロイヒバートがいつも以上のパフォーマンスを披露！そこまでよくなるもの？

ペイサーズプレイオフカンファレンスセミファイナル２試合目

ウィザーズ戦

の感想です。
ホームでした。

【試合結果】
ペイサーズ○８６－●８２ウィザーズ

ロイヒバートが好調だったのですが、いままでは悪すぎたので
普通に戻ってくれれば十分だったのですが
普通以上のデキを披露して、なにがなんだかよくわからなかったです。

１戦目では０得点０リバウンドということで
いろいろなところでネタにされていたロイヒバート。

別にレギュラーシーズンもそこまで大活躍というわけでもなく
スタッツ的には１２得点８リバウンドぐらいあげてくれれば
ペイサーズ的には十分なお人だったと思いますが、この試合では

２８得点９リバウンド

という、よくわからない数字をたたき出しました。
出場時間も３３分ということで、そこまで長いわけではなかったんですけどね。

ただこの試合、ロイヒバートが好調でもウィザーズに楽勝だったというわけでもなく
負ける可能性も十分にあった試合でした。
むしろＮＢＡとはこういうものなんですよね。

お互いがいいプレイをだして、その結果勝敗が待っているというものであり
ミスをしたら負ける、いいプレイをしたら勝つというものではなく
お互いいいプレイをして、切磋琢磨をするのが普通であり
このウィザーズ戦ではそれがありました。

ホークス戦からペイサーズは接戦になると、常に勝利しているので
「いいプレイをしたら勝てる」と思ってしまうところがあるのですが
いいプレイをして互角なんですよね。

多くの人は、「ペイサーズはロイヒバートが普通の成績をあげれば勝てる」と
思っている人もいるかもしれませんが
プレイオフとなると、そう甘いものでもないのでしょうね。

ウィザーズのほうもセンターのゴータットがよかったです。
１試合目では、味方と勘違いしてスコラにパスをだしたりするシーンもありましたが
このシーンではこれといったミスもなく、ロイヒバートと同じぐらい活躍していました。

あとはウィザーズの弱点でもあると思っていたベンチメンバーも
今日はウィザーズの追い上げに一役かっていました。

逆にプレイオフでは結構好調だったペイサーズのベンチメンバーが
今日の試合は不発だったように感じます。
特にスコラはちょっと計算できずらくなっているので
スコラのＤＦもあまり計算できないのなら、コープランドを出してもいいと思います。

スコラのオフェンスはミドルレンジからのシュートが多いので
それならコープランドで３Ｐを狙わせてもいいかと思いますが
コープランドに正統派ＰＦのプレイを望むのはきびしいのでしょうかね。

【今回の試合のスタッツはこちら】
⇒ボックススコア

【この試合のペイサーズの選手】

ポール・ジョージ	オフェンスはイマイチだったが、ディフェンスでやや存在感。終盤の得点がほしいところではフリーのロイヒバートにパスをだしダンクにつなげたりみずからがダンクを決めてペイサーズに流れをひきよせた。
デイビット・ウエスト	序盤のロイヒバートへのパスがよかった。あのバスケットカウントワンスローでロイヒバートものっていけた。ファウルゲームでのフリースロー２本をきちんと決めたところも大きかった。
ロイ・ヒバート	無双状態。地味ながらフリースロー８本すべて決めたところが大きかった。逆にウィザーズはネネがＦＴ４本すべて外したところが痛かった。
ランス・スティーブンソン	序盤はいいパスもあったが、シュートが入らず。後半は鍵になるシュートを何本か決めて、相変わらず魅せる。
ジョージ・ヒル	最近生き生きとしていて、よい活躍をしている。シュートをちょっとのところで決めきれなかったのが２本ほどあったのがもったいなかった。それでもロイヒバートの影に隠れがちだがこの試合ではペイサーズをひっぱった。
イアン・マヒンミ	ベンチからでてくるセンターとしては十分な活躍。
ＣＪ・ワトソン	今日はボール運びやシュートタッチがやや悪かった。
ルイス・スコラ	フリーでもシュートが入らず。
エバン・ターナー	パスに専念していて、フリーの選手へのパスが目立った。アシストは２つだったが、パスの受け手がちゃんとシュートを決めてくれればアシスト４は固かった。
クリス・コープランド	前半終了間際、ワンプレイにだけ登場。３Ｐシュートを１本だけうつが、マークもついていて変な体勢でのシュートになり、シュートも入らず。

ウィザーズのミスはフリースローだったと思います。
５０％以下というのはひどいですね。

ペイサーズは普段あまりフリースローはうまくない
ランススティーブンソンも４本中すべてのフリースローを決めたところも
勝利につながった点かと思われます。

スコラのシュートが決まっていれば、もうちょっと楽に勝てたと思いますが
ミドルシュートになりますから、外すのもしょうがないところがあります。

でも、スコラのシュートが入らなかったのは
ホークスとのプレイオフ１戦目でもあったわけで
少し好不調の波がありすぎるように感じます。
それならコープランドの３Ｐでの好不調のほうが納得できるように感じます。

たしかにスコラはドラフト指名権を放出してまで獲得した選手なので
ベンチに置いておくにはもったないところもあるのかもしれませんが
スコラがでてくると、ペイサーズのオフェンスがスコラのミドルばかりになるところも
ちょっと考えものかと思います。

エバンターナーはペイサーズに入ってきた当初は
個人技からのシュートをしすぎだと思いましたが
ペイサーズのベンチメンバーでは、オフェンスオプションが少ないから
しょうがないことだったのかもしれませんね。

これでペイサーズは１勝１敗になりましたけど
初戦のペイサーズのホームでの一戦を落としたので
ホームコードアドバンテージはウィザーズのほうに移ったわけで
現状はウィザーズのほうが有利な立場なんですよね。
実際ウィザーズとしたら、ペイサーズのホームで１勝できたというのは
とても大きいことで、今回の敗戦もそれほど引きずらないでしょう。

といっても、この勝利でペイサーズは少なくともあと３試合はできるわけで
ホークスとのプレイオフ６戦でシーズンが終わっていてもおかしくなかったペイサーズとしては
今日の１勝は、またシーズンが長くなったという点で大きかったです。

ウィザーズのホーム２連戦で、１勝できればペイサーズ有利になるのですが
ホークスでの一件もありますから、ペイサーズはホームで絶対的に強いというわけでもないのが
このプレイオフの苦戦の原因にあるのでしょうね。

ホームで勝てないのはロイヒバートの責任だという人が多かったですが
今日の試合は、ロイヒバートがいつも以上の成績を残したのに負ける可能性もあったわけで
勝てたのは大きかったと思います。

ペイサーズとしては、「ロイヒバートが活躍すれば負けない」と
感じている人もいるのではないでしょうか。
その考えが良いのか悪いのかわかりませんけど。

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