リオオリンピック日本女子バスケットボール４回戦オーストラリア戦感想

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日本は勝てた試合を落とした！急に注目度があがった

世界ランク２位のオーストラリア戦。
日本はいい試合というか、勝てた試合を落としたことで急に女子バスケットボールの注目度があがってきました。

なんか思うんですけど。
単に相手チームが
「日本なら普通にやれば勝てるでしょ」
と油断しているところを突いているだけに思えるんですけどね。

現に対トルコ戦では、日本の研究をされて日本はかなり窮屈だったように見えました。

【これまでの感想記事はこちら】
⇒リオオリンピック日本女子バスケットボール１回戦ベラルーシ戦感想
⇒リオオリンピック日本女子バスケットボール２回戦ブラジル戦感想
⇒リオオリンピック日本女子バスケットボール３回戦トルコ戦感想

ヤフコメなんかを見ていると、なぜかバレーと比較して
「地上波でやれ！」
みたいな人がいますけど。

バレーとなんで比較するのかわからないですけど。
たぶんバレーが日本で人気なんだからだと思います。

まぁでも女子バスケットは地味というか、男子と比べると迫力がないので…。
女子ならバスケよりバレーのほうが迫力があって楽しいと思います。

あと自分は試合をインターネットの五輪サイトで見ています。
実況がないんですけど、その分楽しいところもありますね。

なんかいろいろな記事を見ると
「ゾーンディフェンスをされたところで得点が止まった」
とか書かれていましたけど、ゾーンディフェンスだったの？

おそらくＢＳの実況では
「ゾーンディフェンス」
とか言っていたから、みんなそう言っているのだと思いますけど。

自分はあまり気にならなかったというか。
４Ｑ序盤までの日本のＦＧ率が異常なだけだったと思いました。

休ませるチャンスで休ませないと

このオーストラリア戦は、日本はびっくりのＦＧ率で勝ち試合でした。
ただ４Ｑにスタミナ切れなのか、シュートが急に入らなくなって大逆転負けになりました。

ちょっと気になったのは、この試合は特定の選手をずっと出しっぱなしだったところです。
本川紗奈生は１戦目から３戦目まで、１Ｑ３Ｑぐらいでしか出場していなかったんです。

その本川紗奈生は出しっぱなしでこの試合いいプレイをしていましたけど。
引っ込めるタイミングを逃して、勝負どころで引っ込める采配になってしまいました。

本川紗奈生はすごくいいジャッジを引き出していました。
一生懸命やっていたら、結果有利な笛が吹かれるような感じでよかったです。
この試合、笛もやや日本よりだった気がしますけどね。

これさぁ。
渡嘉敷来夢にもいえることなんですけど。

たしかに疲れて質の落ちた渡嘉敷来夢でも、他の日本プレイヤーより優秀なのかもしれません。
だから渡嘉敷来夢を出し続けるという選択もわかるんですよ。

でも、どうしても出し続けるとプレイの質が落ちるので、渡嘉敷来夢の４Ｑのプレイはやや精彩を欠いているんですよね。
１戦目のベラルーシ戦でも勝負どころのフリースローを２本連続で落としていましたけど。

困ってしまうのは、渡嘉敷来夢を出しっぱなしで使っていると
「相手主力選手が休んで全力状態で戻ってきたのと戦わないといけない」
という点にあると思います。

渡嘉敷来夢と相手選手がフル状態で互角だったとすると、疲れた渡嘉敷来夢と休んでフルな状態になった相手選手では、相手に分があるんですよね。
なので、いくら優秀な選手でもチャンスをみて、引っ込めることをしなかった采配ミスだと思います。

まぁたらればになりますけど。
この試合は、渡嘉敷来夢をベンチで１分でも２分でもいいから休ませるチャンスが沢山あった気がします。

渡嘉敷来夢は２Ｑに２分ぐらいしかベンチに戻っていないような。
せめて４Ｑの序盤か、大量リードしたところで渡嘉敷来夢をベンチにもどしておけば、点差を詰められたときに渡嘉敷来夢をもどせたのに…。

【この試合の結果ページはこちら】
⇒http://www.fiba.com/olympicswomen/2016/1108/Japan-Australia#|tab=boxscore_statistics

いままでヤフーのポンコツページへのリンクを張っていましたけど。
今日からＦＩＢＡのページを張ることにします。

ヤフーのページをみても、なにも楽しくないですからね。

相手エースのビッグマンは出場時間が２５分ほどなんですよね。
そりゃビッグマンなんだから、そのぐらいの出場時間が普通だと思います。

でも、日本は渡嘉敷来夢を３８分以上起用しています。
後は３Ｐシューターの栗原三佳もなんですけど。

たしかにいい選手は出場時間を長くさせたいのはわかるんですけど。
休ませるチャンスがあった中、出し続けたのが敗因になったと思います。

そこは油断しましたね。
油断というかめんどくさがったと思います。
流れがいいときは、どうして細かいことはする気にならないものです。
そして流れを切ってしまう可能性もありますからね。

でも１６点ほどリードしたところで、休ませるチャンスがあった選手は休ませるべきでした。
１分でも２分でも休ませておけば、点を詰められたときに再び出場させて勝負させることができたんですけどね。

逆に出し続けてしまったために、調子がよかった本川紗奈生をベンチに下げないといけなくなったのはきつかったです。

日本とアメリカの試合が見たい！

日本は決勝(？)トーナメントへの出場が確定したようです。
で、次のフランス戦だったかな。
それに負けると、おそらくアメリカと初戦であたると言われています。

自分としてはどうせいつか負けるのなら、アメリカとの試合が見たかったりするので。
アメリカとやってほしいですね。

女子アメリカがどのぐらい強いのかよくわからないので。
こういうときぐらいじゃないと、見る機会もないですし。

女子バスケットボールって、もっと外からのシュートがうまい選手が多いのかと思いましたけど。
女子の選手はむしろでかい選手にボールを集めて攻めるチームが多いですね。

男子のほうがスモールバスケットになっていて、ビッグマンが軽視されている傾向がある気がします。
女子バスケットボールは、今現在はビッグマンにボールを集めて攻めるのが主流という、ＮＢＡのちょっと前の戦法なのかもしれません。

日本女子バスケットボールは、今のＮＢＡと近いものを感じます。
泣く泣くスモールバスケットになっているんですけど、外からのシュートを高確率で決めて、十分戦えます。

でも今後は海外の女子バスケットボールも外からのオフェンスの精度を高めてくると思うので。
そうなると、日本は女子も厳しくなりそうな気がします。

そりゃ２点とるより、３点取ったほうが点が伸びますからね…。
このリオオリンピックの女子バスケットボールは、海外チームはビッグマンにボールを集めて攻めてくるので、まだ戦えている気がします。

イメージ的には、男子より女子のほうが３Ｐシュートがうまそうというか、コントロールがいいイメージがありますよねぇ。
女性の野球ピッチャーと聞くと、コントロールがよさそうなイメージがありますから。

でもコントロールもやっぱり女性より男性のほうが上なのかなぁ。

リオオリンピック女子バスケットボール